先日のソリハシセイタカシギに続いて、その日に観察した他の鳥たちもアップします。
この辺りではあまり見ることのないズグロカモメの夏羽に換羽した個体や、
毎年この場所に来ているヘラサギの成鳥夏羽個体など
とても美しい鳥を目の前で観察できました。
ヘラサギは、顔がかわいらしく上品な雰囲気の漂う鳥で
コチョウゲンボウの次に好きな鳥です。
まずは朝着いた時にいたヘラサギで、寝ていますが換羽の長いとても綺麗な個体です。
この後、猛禽に驚いてこの個体は第一回夏羽の個体と一緒に飛び去ってしまいました。

これも着いてすぐに現れたズグロカモメの夏羽です。
ほんの数分だけ採餌して遠くに戻ってしまいました。

午後になると遠くを飛んでいた2羽のズグロカモメ夏羽のうちの
おそらく朝一度来た方の1羽が目の前の浅瀬で採餌を始めました。
施設の方によると、夏羽がこんなに近くに飛来することはめったにないようで
常連の方も驚いておられました。
もの凄く近くを飛ぶのでずっとズームレンズを引いて撮影していました。



小さくひらひら飛び回るので、少しアジサシ類のようにも見える採餌です。











浜にいるゴカイを主に採餌しているようでした。









目の前を飛び回るので撮影するのもとても楽しく、見ていても
とても美しい鳥で癒されました（笑）。





上の写真は全て窓ガラスの開けられる場所から撮っていますが、
窓越しだとこんな感じで観察できます。
撮影データを見てみると、380ｍｍのノートリでこれでした。
本当に目の前を視線の高さで飛び回るので、見ていてとても楽しいです。

夕方近くなると、朝飛んで行ったきりだったヘラサギが戻ってきました。
毎年来ている個体なので見るのは二度目でしたが、相変わらず
夏羽は本当に綺麗でした。
飛んできた時に気づくのが遅れて下2枚はガラス越しの写真です。





嘴が長い鳥がよくする一度嘴で挟んだ餌を一度放り投げて飲み込む方法です。
以前ヤツガシラがこれをするのは毎回観察しましたが、ヘラサギのは初めて見ました。

いつも近からず遠からずの距離にいますが、このヨシ原に阻まれて中々全身を
見ることはできません。
嘴を水中に突っ込み左右にふる独特な採餌で、写真ではあまり伝わりませんが、
この施設にあるスコープで観察するととても面白いです。



こうしてみると喉の皮膚が露出している部分がかなり大きいですね。
ペリカンの名残でしょうか（笑）。



見ているとどんどん目の前の浜に近づいてきました。



目の前の島の奥に来ると、少し休憩し始めました。
あくびの正面顔、中々観察できることはありませんが可愛いですね（笑）。













あまりこういうアングルで見ることがありませんが、
とても足が長く見えた一枚です（笑）。



なんとなく上品な雰囲気の漂うとても好きな鳥です。











目の前で採餌かと思いきや、水浴びを始めました。
思いのほか時間も長く、豪快な水浴びでした。





水浴び後の羽繕いは入念で、何度も羽ばたいていました。
羽ばたく度に連写音が響くのも、珍鳥が出ている現場の雰囲気があって意外と好きです。



かなり日が傾いてから真下に近い浜を歩いてくれたツルシギ三個体です。
同じような条件で三羽を撮影できたので、年齢識別に挑戦してみました。
この個体は雨覆や初列風切の摩耗が少なく幼羽が残っていないように見えることから
成鳥冬羽ではないかと思っています。

下の二個体は、雨覆や肩羽・初列風切の摩耗が激しいことから
第一回冬羽だろうと思います。
それにしてもこんなに近くでツルシギを観察したのは久々でした。



最後は朝から島に群れがいましたが、浜を歩いてくれたのは一羽だったハマシギです。

早いものでもうこれを見に行ってから一月も経ちました。
今は僕の学校も休校になり暇なので、在庫整理でもしようと思います。